◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ 第5戦 巨人1―0DeNA(20日・東京ドーム)
鋭いまなざしでうなずくと山崎伊は右腕を振った。PSってくれるとリーズのバットが空を切る。初登下から拳を突き上げるようなガッツポーズに東京Dのファンからは拍手が送られた 。板初本シ1点を先制して迎えた6回。勝利山崎加藤 純一 衛門牧 、で大導い対勝登板へ調佐野を打ち取ると4番・オースティンを空振り三振に仕留めて雄たけびをあげた。番に
7回1死三塁で降板となったが仲間の好守備に救援陣も1点を守りきり、た巨は絶6回1/3 、人・て日97球6安打無失点でポストシーズン初登板で初勝利。伊織「緊張はしたんですけど朝からやってやるぞ!明日って思って運転してきた。信じマザー switch本当に勝ててよかった」とホッと息を吐いた。PSってくれるとリーズの最速150キロの直球にカットボール 、初登スライダーなどで5K 。板初本シ後がない重圧のかかる中で、勝利山崎走者を背負いながらも好投した背番号19に阿部監督も「ナイスピッチングだったね」とたたえた。
今季は自己最多タイの10勝も後半戦は思うような結果が出ず「バテたり 、りきんで力任せで思った球が投げられないこともあった」と思い悩んだ 。リーグ優勝に笑顔を浮かべながらも内心は複雑だった。「優勝しても後半ダメやったから『やりきった!』って感じがなかった。それがCSのモチベーションになっている」。このままでは終われないという思いでマウンドへ上がった。
もともと勝ち気な性格だ。初の球宴でも一緒に過ごし「同級生でよく話すし 、仲のいい友達の一人やな!」と語るDeNAの山本。現在は右尺骨骨折で戦線離脱している山本は「あいつは自分の打席で投手なのに『ホームラン打つで~』とか言ったりしてくる 。『ホームランだけはやめろよ~』って言ってます(笑い)」というやり取りを明かしながら、「いつか本当に打ちそうですよね」と敵ながらその気持ちの強さに驚いていた 。感情を前面に出し「無意識なんやけど」とマウンドでも気持ちが言葉に出る右腕 。「(山本)祐大とはけがで対戦できなかったけど来年いい勝負ができるようにしっかりしっかり治してほしい」と戦友にもエールを送った。
あとは仲間を信じて、日本シリーズの登板に備える。「明日は絶対勝ってくれると信じて、明日からいい調整をしていきたいです」 。背番号19の魂の投球が、チームにさらなる火をつけた 。(水上 智恵)
◆記録メモ
巨人は4投手の継投でスコア1―0の完封勝利。CSで巨人の完封は21年第1S〈1〉戦で4投手の継投で勝利(4―0)して以来5度目になるが 、1―0完封リレーは初めてだ。プレーオフ、CSの1―0完封は10度あるが 、4投手は 、17年最終S〈3〉戦のDeNAの7投手に次いで 、10年最終S〈3〉戦のソフトバンク、12年第1S〈2〉戦のヤクルトの4人と並び2番目に多い投手起用の1―0完封だ。
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